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雑記

離婚はミスじゃない

私はたくさんミスしている。

仕事もプライベートも共通で、連絡ミス、手配ミス、段取りミス、選定ミス、スケジュールミス、判断ミス、うっかりミス、気づかないミス、道を間違えるミス。

家事で言えば、料理の調味料の量をミス、洗濯機に洗剤を入れないミス、掃除を怠り虫が出るミス、洗濯ものを伸ばさず干して、シワシワのミス。

他にも、自動ドアが開いたと思って、ぶつかるミス。

前にある看板に気づかず、激突して怪我するミス。

そして、結婚相手を間違えたミス。

でも、離婚はミスじゃない。

昨日もいろいろあり、一瞬許せない気持ちになってしまった。

しかし、私が細かすぎる、神経質すぎるんだと思い直した。

私は遅刻する人が嫌いだ。

自分はたまに遅れるくせに。

今日はまさに仕事で他人の遅刻にイライラしてしまった。

いろんな事情があって、時間に遅れることもある。

その人が悪いだけの事も、もちろんある。

今回は、その人のせいではなかった。

事情は察したので、なるべく不機嫌な顔をしないようにしてみた。

人には優しくしないといけない。

自分に返ってくるから。

そう思ってはいるんだけど、いざ自分が打ち合わせとかで遅刻されるとやっぱりイライラしてしまう。

5分ぐらいいいじゃないかと思うし、15分でも、30分でも外国では遅刻しても平気らしい。

日本人て時間に正確すぎるなあとも思うんだけど、でもやっぱり遅刻する人は嫌いだ。

自分はたまにするくせに。

相手の時間を奪うのが嫌だ。

遅刻して平気な顔してやってこられると非常にイライラする。

なんでそんなにイライラするのか、

やっぱり元夫が遅刻が平気な人で、約束も守らなかった人で、

それを思い出してしまうからだ。

離婚して1年がすぎ、離婚疲れも終わったし、だいぶ平常心で生活できるようになった。

離婚してこれでよかったのかなと思う時もあるけど、
私と子供が生き残る道はこれしかなかった。

元夫はアル中で、泥酔によるトラブルが多数あり、仕方なかった。

許せなかったのはいくつもあるが、一番は子どもの保育園のお迎えに遅刻したこと。

私はその日残業をする予定で、仕事が休みの夫に子どもの保育園のお迎えを頼んでいた。

会社で仕事の打ち合わせ中、保育園から電話がかかってきて、何事かと思ったら、
まだ迎えにきてないとお叱りが。

今日は夫が迎えの日なので、確認しますと言い訳をして、電話をする。

1回では繋がらず、何回も電話してようやく繋がり、寝てて忘れてたと。

保育園のお迎えを忘れる人っているんだろうか。

少なくとも私は忘れたことがない。

子供に関して、忘れるっていう概念がない。

自分の子供を迎えに行くのを寝てて忘れるってありえない。

そんな事は1回だけじゃなかった。

3回目があった時に、幻滅し、お迎えを任せるのはやめた。

私は残業できなくなり、仕事のキャリアを諦めた。

ただの事務員だけど、給料増やしたくて仕事はそれなりにがんばってた。

残業して、溜まっていた仕事を終わらせていく予定だった。

でも、仕事を一生懸命できる環境じゃない。

仕方ないので、仕事を断るようにした。

キャリアアップはどうでもよくなった。

それ以降、遅刻する人は嫌いになった。

元夫と重なって見えて、この人は時間も守れないし、きっとお金もルーズで、酒飲みでだらしない人なんだと勝手な解釈を増やして。

私は結婚していた頃、依存症の人に一番やっちゃいけないお世話係をやってしまったようだ。

当時もっと調べたりすればよかったんだけど、そんな余裕はなかった。

共依存とかいうキーワードをドラマで見ても、他人事だと思ってしまった。

元夫はアル中だったけど、日中お酒を飲んでいなければいい人に見えた。

外面がとてもよく、いつも笑顔で楽しそうに見える、よくあるいい人を演じていたから。

周りの友人たちも気づかず、気づいているのは私だけ。

私は誰にも悩みを相談できず、とにかく元夫を立ち直らせないといけないと、
お世話に拍車をかけて自滅してしまった。

なにか事件があれば、ことあるごとに尻拭い。

謝罪行脚も行ったし、お金がないといっては全部負担したり、借金も肩代わりしたりもした。

今なら分かるけど、夫婦でも借金の肩代わりはダメだ。

そうやって家族や友人など周りの人がお世話すればするほど、依存症の人は改善しない。

そういう自助会にでも入って、結局は自分で治すしかない。

そんなことは知らず、長期間お世話し続けた私は、体もメンタルも傷ついていった。

10年ほど離婚を悩んだ。

とある日、火事のニュースや殺人のニュースを見て、火の出るものや包丁は奥のほうへしまっておこうと思った。

一瞬、想像してしまった。

もし、元夫が泥酔して自暴自棄になり、私と子供をあやめようとしたらどうしようと。

泥酔して暴れるのは日常茶飯事だ。蹴られたりもあった。

今のところ子供にはしてないようだけど、この先どうなるか分からない。

そして、もし、修羅場になり私が元夫をあやめてしまったら、正当防衛とか成立するのかなと。

もし、刑務所に入ったら、子供はどうなるんだろうと。

でも、刑務所には入りたくないなと。

逆に完全犯罪も考えてみた。

完全犯罪で、私が犯人とバレずに元夫をあやめてしまったとして、
お葬式は私が喪主を務めることになる。

お葬式で涙は出ない。絶対に。

泣かないのって変に思われるだろうな。

でも、子供は私が犯人だと絶対気づくし、知ってると思う。

一生、子供に嘘をつくか、子供に嘘をついてもらうのも嫌だな。

それに、お葬式とか連絡めんどくさそう、なんで嫌いな人のお葬式を私が仕切らないといけないんだろう、絶対に嫌だ。

そもそも死んで一緒のお墓に入るとかも、絶対に無理。

と、そこまでいろいろ考えてたら、やっぱり離婚しちゃえばいいんじゃないかと。

悪の妄想に走り、いつか実現してしまったら取り返しのつかないことになる。

しかも、当時はかなり追い込まれていて、やるかやられるかぐらいの気持ちでいた。

このまま一緒にいたら本当にマズい。

やっぱり離婚するしかない。

そう思ってた頃、子供に「いつ離婚するの?」と聞かれ、
後押ししてもらい、離婚への道を進んだんだった。

離婚してよかった。

元々、育児も家事もワンオペだったし、生活してて困ることもない。

お金はたしかに豊かではないけど、小さいアパートに引っ越したし、
ミニマリストだから服などあんまりお金もかかってない。

毎週1回は外食にも行って、旅行も行って、ライブも行けてる。

毎月の投資額は減ったけど、継続できてる。

なんといっても借金がないのと、お世話係を卒業できたので、
私の体もメンタルも復活しつつある。

完全に元気な姿に戻れるかは分からないけど、離婚はしてよかった。

離婚はミスじゃない。

離婚を誇れるわけではないが、ミスではないのだから、
縮こまって生きる必要もない。
シングルマザーだから、生活に必死だからと勝手に肩身のせまい思いをして、

夢をあきらめてはいけない。

そう、最近は考えるようになってきた。

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